2017東地中海地域シリア 公開日:2017/04/05 2017年4月4日、「シリア人権監視団」(本部ロンドン。「反体制派」を支援する広報活動を行う)は、イドリブ県ハーン・シャイフーン市が、化学兵器を使用したと思われる爆撃を受け、58人が死亡したと発表した。さらに、攻撃による負傷者を搬送した病院も攻撃を受けた。現地で活動する医療団体などの主張によると、その後死者数は100人に達した。 アメリカ、フランスなどは、攻撃はシリア政府軍の責任であるとの立場をとり、欧米諸国の一部が国連安保理の緊急会合の開催を要請した。一方、シリア軍総司令部と同国外務省は各々声明を発表し、化学兵器を用いた攻撃を行ったとの情報を否定、シリアは化学兵器を保有していないし、これまでも現在も使用したことはないと主張した。シリアの外務省は、化学兵器使用についての疑惑や否定はシリア軍がテロ組織に対し戦果を上げた後に浮上する「お
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