福島敦子の名は、今ではゲームのキャラクターデザイナーとしての方が有名かもしれない。だが、作画好きなアニメファンにとって、彼女は忘れる事ができない魅力的なクリエイターの1人だ。『ロボットカーニバル』のオープニング、エンディング等で見せた作画の切れ味のよさ、あるいは『金の鳥』や『迷宮物語』で見せた奔放なイマジネーションは、今なお色褪せる事はない。杉野昭夫の流れをくむ画の魅力と、大胆な動きの面白さを併せ持つアニメーターなのだ。 アニメーションの世界から離れて久しいのがまったくもって残念である。アニメファンからラブコールを送る意味もこめて、「WEBアニメスタイル」に登場していただこう。 2001年7月30日 取材場所/東京・西東京市 取材/小黒祐一郎 構成/小川びい 大阪府出身。アニメーター、イラストレーター、キャラクターデザイナー。嵯峨美術短期大学卒業後、デザイン会社を経て、マッドハウス入社。そ