ソフトバンクモバイルの通信装置に不正なプログラムを仕掛け、通信障害を起こしたとして、大阪府警は8日、鹿児島県鹿屋市打馬2、元電子会社社員、壱崎寿彦容疑者(31)を電子計算機損壊等業務妨害容疑で逮捕した。和歌山県を除く関西5府県で5月25、26両日に発生した通信障害は、壱崎容疑者が原因だったとみている。 逮捕容疑は3月上旬、大阪市西区のソフトバンクモバイル関西ネットワークセンターで、携帯電話の基地局をつなぐ伝送装置に不正なプログラムを仕掛け、5月25日未明から約30時間にわたり、携帯電話の通話サービスを機能停止にするなど業務を妨害した、としている。5府県では携帯電話の通話やメールがつながりにくくなり、約7万3000人に影響した。 捜査1課によると、壱崎容疑者は勤務先から同センターに派遣され、基地局の新設などの業務を担当。「自分で攻撃プログラムを作り、昔、好きだった女性の誕生日の5月25日に起