先週、ニューヨークタイムズ紙は「ウェアラブルなアクティビティトラッカーの分野に驚くべき顔ぶれが登場した」と報じた。その企業は、Ralph Lauren。あのポロシャツやネクタイで知られるファッションブランドだ。同紙によるとRalph Laurenは、USオープンで、色鮮やかなRalph Laurenのロゴをくっきりと縫い込んだボールボーイたちの黒Tシャツに、生体活動を記録・追跡する装置を組み込んだ。このTシャツの開発に際し、Ralph LaurenはOMsignalとチームを組んだ。 Ralph Laurenの広告宣伝担当副社長のDavid Lauren氏は、「ウェアラブルというと、どの会社もハイテクウォッチやヘッドバンド、クールなスニーカーに注力します。でも、私たちはもっと新しい挑戦を選びました。アパレルです。私たちの世界です」と語った。 このTシャツは心拍数や血圧、呼吸数をはじめ、移動

今日、医療用ITの分野では「ビジネス自体」が売買されている。2016年上期にはこうしたM&Aが急成長するだろう。 独立系中位の投資銀行であるバークレイ・ノイスは先日、医療・医薬品関連の情報・技術産業向け企業買収トレンドレポートを発行した。そのサマリーから、2013年以降に取引高が全体で18％上昇したことが分かる。 医療用ITの分野では取引高は17％上昇し、その件数は65件から増えて76件となった。このレポートによると、半期ごとに見て過去2年半で最大の増加量である。 バークレー・ノイスのCEO、Tom O’Connor氏は、「変化の激しい医療用情報・技術市場では、戦略的なバイヤーと金融関係のバイヤーの両方が魅力的な企業買収先を探しています」と語る。「そこそこの規模と経常収益で、大きく伸びる可能性を秘めた会社であれば、長期にわたる医療関連情報、教育、技術のプロバイダーであれ、医療保険請求管理や