数多くあるメッセージアプリ。その使用の前提となる電話回線やインターネットへの接続が不要のアプリ「FireChat」が登場し、注目を集めている。これを使えば近くにいるユーザーと無線でやり取りができるので、通信費も節約でき、セキュリティーが確保されるというメリットもある。 このサービスのベースにあるのが、AppleがiOS 7に搭載した無線接続機能。同機能を搭載する端末同士がネットを介さずにデータの送受信ができるというものだ。例えば、地下鉄や無人島、森の中など電波の届かないところでも10メートルほどの範囲内であれば、メッセージや写真のやり取りが出来る。 ■ユーザーが増えるほどネットワーク拡大 FireChatでは、このユーザー同士が直接つながることができる技術を活用して、サーバーなしのネットワークを構成する。アプリの「Nearby」という機能では、近くのユーザーを探し出しメッセージをやり取りす