県立海洋科学高校の実習船「湘南丸」(646トン)が18日夜、水や食料などの救援物資を積んで福島県いわき市の小名浜港に向けて三浦市三崎の三崎漁港を出港した。現地には19日午後2時ごろに到着する見込み。 県の被災地支援の一環。飲料水や毛布、医薬品などを積み込んだほか、医師や看護師、福祉ヘルパーも乗船。救援物資を降ろした後は、現地で被災した身体障害者らを乗せて20日午後に帰港する予定。 また、15日から三崎漁港に緊急寄港していた福島県立いわき海星高校の実習船「福島丸」(499トン)も湘南丸とともに母港の小名浜港に向けて出港。実習生らは乗船せず、県内施設に一時滞在している。 湘南丸で現地に向かう県災害対策課の野田久義課長代理(49)は「被災者の生活再建のため、一刻も早く救援物資を届けたい」と話した。