Life大阪に天神橋筋六丁目(これ以降は天六と省略)という町があります。名前の中に、ヘブン・ゴッド・ブリッジ・ストリート+魔の数字としての6と、無駄にありがたさがあふれています。大阪の中心にあたる場所で、五差路の交差点があり、難波から梅田、西から東へと移動していく中間地点になっています。分かりやすく他の土地に置き換えて説明すると、渋谷のスクランブル交差点や、パリのコンコルド広場*1、渋川の新町、麻生の五差路と同じようなものにあたります。ただ、渋谷やコンコルド広場と違うのは、天六には古い商店街と、ハッテンバ、お墓、時期外れのロードショーがかかる映画館ぐらいしかないという点です。そんなありがたい名前で大阪の中心にあたる町を知り、そこに通うようになったのは、たいしてお酒が好きでもないのに「いきつけの店」を作りたいという私の無意味な思いつきからでした。それほど豊かでない私の当時の財政状況と、怖い目