2008年11月24日 12:00 株式投資をしていない人にとって、株価の下落は「対岸の火事」のように見えるかもしれない。しかし実際には色々な面で影響を与えている。対岸の火事どころか、気がつかないうちに足元に火がついているかもしれない。それでは「株価が安くなると何が良くて何が悪い」のが。非常に簡単に、大ざっぱにではあるがその一部を説明してみることにする。 ●株価が下がると……メリット 1.企業買収がしやすくなり、業界再編が進む 株価とは企業の資本を構成する株式の価格のこと。それが安くなるということは、公開企業の「資本」を買いやすくなる。元々余剰資金を大量に保有しており、事業拡大のために他社の買収を狙っていた企業にとっては、絶好の「お買い得」な機会がやってきたことになる。 株価の上下は必ずしもその企業自身の業績や安定度のみを反映しているわけではない。周囲他社の株価やその他の原因によってつられ