漫画家の松本零士(れいじ)さんがデザインし、大阪府和泉市が泉北高速鉄道・和泉中央駅前に置いた人物像の破損が続いている。今年3月の設置以来、一部が壊される被害が7回あり、今月はとうとう倒れてしまった。市は設置場所を変える方針だ。 【写真】頭から倒れた松本零士さんデザインの像(2019年11月11日、大阪府和泉市の和泉中央駅前) 像は、和泉市久保惣(くぼそう)記念美術館が二刀流の剣術家・宮本武蔵の絵画を収蔵していることにちなみ、松本さんの代表作「宇宙海賊キャプテンハーロック」の主人公が2本の刀を持っているもの。強化プラスチック製で高さ2メートル。今年3月末に除幕された。 ところが4月上旬に右の剣が折られたのをはじめ、今月までに剣や指が7回壊された。市は器物損壊の疑いがあるとして8月、府警に被害届を提出した。 今月11日午後には、像の両足首が折れ、完全に倒れているのを駅員が見つけ、市に連絡。周辺