壁には大きな瞳 | 写真とエッセイ by awazo.com
西口の地下道には大きな瞳がある。とても大きな瞳だ。その瞳には瞼がないので、瞬きすることはない。宮下芳子という彫刻家がここに設置してからというもの、40年以上もの間一度足りとも瞬きしたことはないのだ。 この前を歩くといつも、瞬きしないとドライアイになってしまうのではないかと心配になってしまう。でも、そんなことは大きな瞳には些細な事かもしれない。目の前を通り過ぎていく通行人を眺めているのが面白すぎて、瞬きする暇が無いだけかもしれない。そんな瞳は今日も瞬きすることもなく、行き交う人々をじっと眺めているのだった。
柱の間に立つ若者 | 写真とエッセイ by awazo.com
バブルの時代に建設された都庁は豪華な造りだ。今ではこのような建築計画なんて認可されないかもしれない。そんな豪奢な都庁の広場には高い柱が並んでいた。壮観な眺めだった。 立ち並ぶ立派な柱を眺めていると、若い男が視界に入ってきた。両手をポケットに突っ込んだまま柱の周囲を歩き始めた。そのうち、男はちょっと立ち止まって高い柱の間からビルを見上げている。向こうには都庁の建物がある。僕と同じように、この若い男も豪奢な建造物に圧倒されているように見えた。
橋の上に小さなシルエット | 写真とエッセイ by awazo.com
新宿サザンテラスから続く歩道橋が向こうの方に見えた。周辺には背の高いビルが立ち並んでいて、地面のほとんどは建物の影に飲み込まれてしまっている。その影の中で、歩道橋の上だけが日溜りになっていた。 ビルとビルの間から、ちょうど日差しが差し込んでいるのだった。橋の上に小さく見える歩行者はシルエットになっている。小さなシルエットは、橋の上をちょこちょこと急ぎ足で動いてた。なんだか町並みのミニチュアを見ているような気分になった。
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新宿駅前を歩く人びと | 写真とエッセイ by awazo.com
BOXMAN fotologue: crossing - 交差点
BOXMAN fotologue: waiting - 待ちぼうけ
BOXMAN fotologue: passage is straight - 廊下は真っすぐに
HASH(0x2ab762195c00)
BOXMAN fotologue: lawn in the park - 公園の芝生
BOXMAN fotologue: benches in the colonnade - 並木のベンチ
BOXMAN fotologue: under the tree - 樹下に
サンポのキロク: 流れの中に
BOXMAN fotologue: standing in the flow - 流れの中に立って
BOXMAN fotologue: a couple on the lawn - 芝生の上のカップル
BOXMAN fotologue: a tree - とある木のところに
BOXMAN fotologue: in the woods - 木々の中
BOXMAN fotologue: sitting in trees - 木々の中に座る
サンポのキロク: 能面
BOXMAN fotologue: woman - 女性
BOXMAN fotologue: way - 通路