この記事は、シリア騒乱2011/12 特集の一部です。 死者数の増加に伴って、シリアの世界遺産に対しても大量破壊が行われている。このことはマスコミでもソーシャルメディアでも、ほとんど採り上げられていない。 例えば、シリアでは6つの遺跡がユネスコ世界遺産に登録されていることをご存じだろうか?古都アレッポ、古代都市ボスラ、古都ダマスクス、シリア北部の古代村落群、クラック・デ・ シュヴァリエとカル・エッサラー・エル・ディン 、パルミラの遺跡、その他に12の遺跡が 暫定リストに載っている 。 2012年3月30日より、ユネスコはシリアの歴史的建造物を救おうと声を上げ続けてきた。 ユネスコ事務局長イリーナ・ボコバは言う。 その国の遺産を傷つけることは、すなわち国民の魂やアイデンティティを傷つけることに 他なりません。 特にアレッポの街は、反体制派と政権軍の間で十字砲火を浴びてきた。国連の専門機関(ユ