大阪府茨木市の阪急茨木市駅付近の路上で、生後4カ月の男児を乗せたベビーカーを蹴ったとして、府警は17日、同府高槻市玉川2丁目、大学2年、杉本大樹容疑者(20)を暴行容疑で逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。 捜査1課によると、杉本容疑者は11月18日午前9時前、茨木市竹橋町の歩道で、主婦(36)が押すベビーカーを自転車ですれ違いざまに蹴った疑いがある。付近の防犯カメラの映像や通行人の目撃証言から浮上した。約30分後に授業に出席しており、1課は通学途中だったとみている。 現場付近の路上では、翌19日にベビーカーを押した女性(30)が、21日にはパート女性(50)が、自転車の男に頭を殴られる傷害事件が起きており、府警が関連を調べる。 杉本容疑者の親族の30代男性は「内気な性格で暴力的な面はなかった。先週会った時にも普段と変わらない様子だった」と話した。