任天堂は25日、9月に亡くなった山内溥前社長が保有していた同社株式を、同社企画部部長の長男克仁氏ら遺族4人が全て相続したと発表した。相続した株式の時価総額は25日の終値で計算すると約1950億円。 山内前社長の保有株は発行済み株式の10%分に当たり、市場で売却すれば株価に悪影響を及ぼすことから、投資家が行方を注目している。 任天堂を世界的なゲームメーカーに育て上げた山内前社長は、社長を退いた後も株式を保有し続け、筆頭株主として影響を発揮し続けた。「目玉不在」家庭用ゲーム年末商戦の“寂寥”…「セット販売」で凌ぐ“苦肉”