放課後 同級生はどこかへ遊びに行ったり、勉強を頑張っていたり、教室にいつまでも残って青春っぽいことをしたりしていました。そんな光景を横目に、町クラブの練習に行くために一人 誰よりも早く家に帰るのが 僕の中学校の思い出です。 辛いなんて感じたことは一度もなかったけど「自分はなぜサッカーをしているのだろう」と思い始めたのは確かこの頃だった気がします。 この原体験が自分にスポーツの意味を考えさせるようになってもう10年も、葛藤とともにサッカーをしてきました。 時間・身体・金 ほとんどを本気のサッカーというものに集中投資する、それも10代〜20代前半の自分のそうしたリソースを使うことの深刻さを、リアルタイムで感じていました。 試合に勝てば最高に嬉しい。しかしただそれだけのためのスポーツだとすれば、嫌な言い方をすれば「割に合わない」 ・・・ (Photo: yasuyo KANIE) 決定的だったの