出版業界は、不況なのでしょうか? 不況とは何か 「出版不況」という言葉があります。この言葉は、出版業界の現状を端的に現した言葉として、様々な場所で用いられています。このブログでも度々使ってきました。全く関係ありませんが、シュッパンフキョーは六神合体ゴッド取次ダンボーの宿敵です。 私は、この「出版不況」という言葉に違和感を感じています。なぜなら、終わりの見えない不況は、不況ではないからです。 不況とは、上下を繰り返す景気の波の一部分を表す言葉です。特に「上がって下がってまた上がる」の波の流れの中の「下がって」の部分になります。 不況は波の一部分であるという事をを前提にすると、現状を不況と呼ぶには、 以前より景気が悪い(上がって下がった) 将来的に景気が良くなる可能性がある(下がってまた上がる) という二つの条件を満たさなければなりません。 出版業界は不況ではない 私の勝手な考えですが、出版業