Apple Watchでにわかに盛り上がるウェアラブル。最新の研究は、もちろんその先を行っています。 心拍数をはかる時計、呼吸の状況を記録するネックレス、筋肉をモニタリングするパンツ(!?)などなど、これまで、カラダの状況を測定するためにはなんらかのウェアラブル端末が必要だと考えられていました。そんな常識がもうすぐ過去のものになるかもしれません。 Wi-Fiで心拍数測定 先日、マサチューセッツ工科大学(MIT)のFadel Adib氏が率いる研究チームが、触れずに身体の状態をモニタリングできるシステムを発表しました。「Vital-Radio」と名づけられたこのシステム、低出力の電波を使って心拍数と呼吸のパターンを正確に測定できるというものです。信号の出力源の26フィート(約8メートル)の範囲内なら、最大3人まで同時に測定可能だというからすごい! 仕組みは意外と単純。電波は光速で伝播するので