神奈川県は30日、「親族の葬式」などとうそを言って仕事を休むなどした職員5人を減給や戒告の懲戒処分にした、と発表した。 水道電気局の男性職員(44)は2006〜09年、毎年1日ずつ、いずれも「伯母が死亡した」と偽って仕事を休んだ。「仕事に慣れずにプレッシャーを感じていた」などと話しているという。 県では、親族が亡くなった際、続き柄に応じた日数の忌引休暇を取得できる。伯(叔)母や伯(叔)父の場合は1日間だが、死亡した人の名前は申告する必要はなく、男性は4回とも伯母とだけ上司に伝えていた。県は減給10分の1(6カ月)の処分を科した。そのほか、うその忌引休暇などで総務部職員ら4人も処分を受けた。