前回の記事を書いたあと、自分で眺めてさらに思ったこと。まとまらないままに書く(一部極論です注意)。 くだんの事件に関して「図書館員はもっと自己研鑽すべき」といった発言を聞くと、確かにその通りと思う。一方で、だからといって図書館の中の人が「オレ自己研鑽すべき」とひたすら思いこんでしまうのも、少し違う気がする。 というのも、情報処理技術に弱いのは、個々の職員よりもむしろ組織としての問題だと思うから。 たとえば、ラーメン屋で冷やし中華をメニューに加えたとする。店主の気まぐれではなくひとつの商品として売るなら、作るべき人は作れるように教え、作らない店員にも必要な知識は行き渡るようにするだろう。「冷やし中華にキュウリ入ってたら、嫌いなので抜いて」とか例外処理を求められた場合でも、少なくとも誰に聞いてどうすればいいか分かるように体制を作るだろう。 メニューには加えたものの作れるのは一人だけで、その人も