国の機関から機密情報を奪おうとするサイバー攻撃が急増していることを受けて、国の12の省庁が攻撃への対処能力を競い合う初めての競技会が18日、開かれました。 競技は、省庁ごとに成績を競い合うチーム戦の形で進められ、職員のパソコンがウイルスに感染し機密文書が流出した際に、いかに早く対処できるかを競います。攻撃内容は事前には知らされず、参加者みずからがサーバーの異常を察知したうえ、ウイルスや流出したファイルを特定し、上司への報告も行います。対処にかかった時間に応じて省庁ごとに順位がつけられるとあって、参加者は真剣な表情でパソコンに向き合っていました。 内閣サイバーセキュリティセンターの大原一郎参事官は、「攻撃は絶えず巧妙化しており、東京オリンピックが5年後に迫るなか、担当者は能力を大いに上げる必要がある。それぞれの省庁を背負っているという意識を持つきっかけにしたい」と話していました。 省庁など国