米ワシントン州のグラント郡国際空港に並ぶ737MAX。一番上は787/David Ryder/Getty Images ニューヨーク(CNN Business) 墜落事故が相次ぎ長期の運航停止を強いられている新型旅客機「737MAX」の問題で製造元の米ボーイングは11日までに、事故前に従業員らが同型機の開発について交わしていたメールなどの内部記録を公表した。 「君は家族をこの飛行機に乗せるか? 私なら乗せない」「私もだ」などのやり取りがあり、航空規制当局をあざけり、安全な飛行性能を露骨に疑ってもいた。同社への批判がさらに強まり、社への評価をさらに失墜させかねない内容ともなっている。 記録は全部で100ページ以上で、同型機の設計などを調べている米議会上下院に送られた。多くは737MAXの模擬操縦装置などの開発や認証過程にあった2017、18両年の記録で、一部は13年にさかのぼっていた。 記録