スイスでは法律上、犬や猫の肉を食べてもよいことになっている。ペット好きの人にはショックな事実だが、犬・猫を食用に殺すことを禁じたり、ガイドラインを設けたりすることについて、スイス国内で本格的に議論されることはあまりない。 この問題は長年くすぶっており、メディアで大きく取りざたされることも度々ある。最近ではチューリヒ州の日刊紙ターゲス・アンツァイガー(Tages Anzeiger)が、犬・猫の肉を時折食べているという人たちの証言を匿名で掲載した。 「特別なことはない。肉は肉だ」と、ザンクト・ガレン州東部出身の農家。その隣のアッペンツェル出身の農家は、銃や鈍器を使った犬の殺し方を説明。同僚にさばいてもらった肉をアッペンツェル地方特産の薫製(くんせい)「モシュトブレックリ(Mostbröckli)」にした話も披露した。「人に食べさせても、それが犬の肉だと気付く人はいない」 一方、同紙のインタビュ
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