自然界にはほかの種を獲物にし、その地域の生態系の中で上位に君臨している危険な生物がたくさんいる。天敵がいないため爆発的に数が増え、他の種を滅ぼして生態系を壊していく。侵略的生物の活動の裏で、何らかの人為的介入が行われていたケースがあるのも事実である。 ここでは海外サイトがまとめた10の侵略的生物をみていくことにしよう。 10.オニヒトデ この画像を大きなサイズで見る まるでエイリアンのようなオニヒトデは、悪夢のような棘皮動物だ。直径33センチにもなり、21本の腕を持ち、全身剃刀のように鋭いトゲに覆われていて、ほとんどの捕食者から身を守りながらサンゴを常食する。旺盛な食欲と急速に増殖するせいで、毎年このヒトデの群れが、サンゴ礁を大規模に食いつくしボロボロに破壊してしまう。もともと栄養素汚染が増えていた海洋生態系に、人間が引き起こした変化のせいで、オニヒトデの大発生を引き起こしたのだろうと科学