画像はAmazonより 料理漫画好きの間でしばしば語られるストーリー展開に「料理漫画は後攻が絶対有利」というものがある。概要をまとめると以下の通り。 ・料理漫画では「2人以上の料理人が審査員に料理を食べさせて勝敗を決めるバトル展開」が多い ・そういう展開では料理を後で出した方が圧倒的に勝ちやすい ・先攻、後攻が判明した時点でなんとなく勝敗が予測できてしまう いわば料理漫画のお約束だ。「先攻の料理の仕上がりが高評価→後攻不利か…と思いきや後攻がさらに上回る技術で勝利」といった逆転劇は王道であり、だからこそ読者は、応援しているキャラクターが後攻を引いた時点である程度安心して読めるのだ。 筆者もこれまで読んできた料理漫画で、後攻が負けたパターンをあまり見た記憶が無い。だが、本当にそうだろうか? 「後攻の華麗なる逆転が印象に残りやすいだけで、実は先攻も勝っているのではないか?」 イメージだけで語る
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