日本を代表する漫画家、手塚治虫さんがデビューから3年後に書き下ろした漫画「メトロポリス」などの未発表の原稿が新たに見つかり、来月、東京で一般公開されることになりました。 公開されるのは、B6サイズの9枚の原稿で、手塚治虫さんと交流のあった漫画家の松本零士さんが自宅で保管していました。 このうち3枚は、手塚さんがデビュー3年後の昭和24年に発表し、初期の金字塔的作品と呼ばれた漫画「メトロポリス」の原稿です。 近未来の地球を舞台にした人造人間の物語で、主人公が野球をする姿や爆弾のようなものを投げる一場面が描かれていますが、出版された単行本にはこの場面が一切、登場しません。 このほか、手塚さんの初期の作品「有尾人」や「一千年后の世界」の未発表の原稿もあります。 さらに、タイトルが不明の原稿も1枚見つかり、セリフなどから、手塚さんの創作ノートに残されている構想段階の作品の一場面ではないかとみられて