三人寄れば文殊の知恵。複数の人間が集まって自由奔放にアイデアを出し合うブレインストーミング、略して「ブレスト」。アレックス・F・オズボーンによって考案された集団思考法で、1953年に発行した著書「Applied Imagination」の中で会議方式の名称として使用されました。 チームで生産性の高いアイデア創出を行うための会議手法と言われていますが、果たして本当にそうでしょうか。 リチャード・ワイズマン著『その科学が成功を決める』によると、「実験の大半で、参加者が一人で考えるほうが集団で考えるより量も質も上という結果がでていた」そうです。自分で考える、考え尽くすというところから新しい発想が生まれ、「創造」が努力の代わりとなり次の行動へと繋がるのです。仕事などで強制召集をくらった人もいると思いますが、良いブレストをするのって、意外と難しいですよね。 オクラホマ大学のMichael Mumfo