以前、盤上の駒は手番によって持ち駒に変換出来るということを書いた。 今回は、陣形の差は手番に変換できるということを説明する。 将棋の格言には「二枚替えなら歩ともせよ」などと言うとんでもない格言があって、しばしば初心者を困惑させる。私が将棋の格言のなかで一番役に立つと思っている格言は「四枚の攻めは切れない」と言うものだ。 「攻めは飛車角銀桂」と言うが、これをさらにもう一段階抽象化したのが「四枚の攻めは切れない」である。盤上の敵玉周辺の駒と自駒の金銀を足して四枚あれば、攻めはつながっていると判断する。なかなか使える格言である。 よって、将棋を「敵玉の24近傍(5×5)に盤上の4つの自駒からの利きを利かせた時点で勝ちと言うゲーム」だとモデル化して考えてもさほどピント外れにはならない。 実際、敵玉周辺の駒をある程度はがしたあとは、このような戦いになる。 今日の図は、後手が桂を打ったところである。見
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く