立民、1人区の競合容認 崩れる野党共闘―参院選 2022年04月07日07時06分 党首会談に臨む立憲民主党の泉健太代表(左)と共産党の志位和夫委員長=3月18日、国会内 立憲民主党は夏の参院選の1人区で、共産党や国民民主党との候補者の競合を事実上容認する方向となった。野党各党と候補者調整を行う意向だったが、調整は難しく方針転換した形。従来の野党共闘の枠組みは崩れつつあり、立民内からは「調整が付かないところは仕方がない」(幹部)との声も上がる。 連合、立・国一本化を要請 参院選1人区 立民の泉健太代表は6日の講演で、「共産党は『国民民主党のことが絶対嫌だ』と言うし、国民民主党は『共産党のことは絶対嫌だ』と言う中で、(1人区の)一本化は非常に難しい」と表明。2日には奈良市内で記者団に「野党が議席を取ったことがない選挙区は各党が出してもいいという声もある」と述べ、競合を容認する姿勢をにじませて