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『決定力!:正解を導く4つのプロセス』(チップ・ハース&ダン・ハース著、千葉敏生訳、早川書房)は、ベストセラー『アイデアのちから』『スイッチ!』を生んだハース兄弟による新刊。物事を決定する際に重要な意味を持つという、4つの「WRAP」プロセスについて説いた書籍です。 しかし、その「WRAP」プロセスとはなんなのでしょうか? 第1章「意思決定の四つの罠」から要点を引き出してみましょう。 WRAP プロセスとは 著者によれば、意思決定に際しての「4つの致命的な罠」は「視野の狭窄」「確証バイアス」「一時的な感情」「自信過剰」だそうです。しかし、それら4つの罠の性質を見れば、その罠を打ち破る戦略が見えてくるのだとか。 選択に直面した際には、「視野の狭窄」によって選択肢を見逃してしまいがち。よって、選択肢を広げる(Widen Your Options) 選択肢を分析すると、「確証バイアス」によって都
「New York Observer」の元編集長で、現在は「Flavorpill」の編集責任者を務めるElizabeth Spiersが、手書きでメモをとる理由と、そのメモの使い道に関して話をしてくれました。 数日前に私は、少しの間ひどいパニックに見舞われました。どうしてもペンが見つからなかったからです。大事なペンを失った私は、エリザベス・キューブラー=ロスがモデル化した「悲嘆のプロセス」に陥りました。 否認:「たぶん、ペンなんて必要ないんだ。ペンなんかいらない!」 怒り:「あのいまいましいペンはどこ!?」 取引:「気の利く素敵なボーイさん、チップをはずむからペンをいただけないかしら?」 そして、ついに最後のステージへと至りました。 受容:「ペンの代わりになるものを探すしかない」 その時にどうしてもペンが必要だったのは、あるアイデアがひらめいていたからです。書きつける前に、そのアイデアがす
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