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2011年10月31日のブックマーク (2件)

  • 伊藤聡「比喩をめぐる冒険――村上春樹の辿りついた新しい日本語」 - ビジスタニュース

    伊藤聡「比喩をめぐる冒険――村上春樹の辿りついた新しい日語」 2011年10月25日02:00 担当者より:『生きる技術は名作に学べ』(ソフトバンク新書)の著者であるブロガー、伊藤聡さんが村上春樹の比喩についての綴った一文です。ぜひお読みください。また、伊藤聡さんのインタビューもどうぞ。聞き手は加藤レイズナさんです。 更新日:2011/10/25 毎年のようにノーベル文学賞の候補に上がりながら、2011年も受賞を逃してしまった村上春樹。人がどのていど受賞を望んでいるかはわからないが、いずれにせよ村上が全世界的に受容されうる小説の書き手であることはまちがいない。村上がここまで広範囲な人気を獲得している背景のひとつに、彼自身がシグネチャー(物語に刻印された、固有の作家性といった意味)と呼ぶ文章的特徴やストーリー運びが挙げられるようにおもう。 仮に村上春樹を一度も読んだことがなくても、

  • ゲームはいかにして物語となるか 序

    ゲームをプレイするって、どういうことなんだろう。 そんな疑問をずっと持っていた。 ばかばかしいといえば、ばかばかしい疑問だ。やればそれなりに面白いけど別にやらなくてもいい、そんな娯楽の一つに過ぎないと言ってしまえば終わりなんだから。 それなのに割り切ってしまうことができなくて、今の自分がいる。逆に言えば、今のような自分じゃなかったら、今までゲームを続けていたとは思えない。 だけど、冒頭の疑問はいつも私の心の中にある。 だって、テレビ画面の前でただボタンを押してるだけで、なんで楽しかったり時間を忘れたり、あるいはショックを受けたりしなきゃならないんだ? それ以前に、なんだって十数時間――もしかしたら数十時間――もの長い間、一つのゲームをやってられるんだ? 映画やドラマなんかはいずれ勝手に終わってくれる。でもゲームにはまってる時、それは終わらないんじゃなくて終えられないんじゃなかろ