3月22日、体温計などのヘルスケア商品分野において世界的企業であるオムロンで、電撃人事が発表された。次期社長候補筆頭とされた宮永裕(ゆたか)・執行役員副社長(58)が退任となったのだ。背景にあった看過しがたい2つの“問題”とは――。 【写真7枚】肩を寄せ合って歩く宮永氏と女性 *** 退任の“真相”について、オムロン関係者が明かす。 「今回の退任について、山田義仁社長は社内外に副社長の申し入れによる退任と説明していますが、それは事実と違います。実際には彼の常軌を逸したパワハラ問題と女性問題があったのです」 オムロン社の主力であるIAB(インダストリアルオートメーションビジネス)部門のトップを務めていた宮永氏。その会議の場では、部下に対してこんな言葉を浴びせていたという。 「ネチネチと文句を言い始めて、大阪弁で“死ねボケが!”“なんで目標が達成できないんや”“ここから飛び降りろや”“ハエみた
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