三越伊勢丹ホールディングスは25日、2018年3月期の純損益が10億円の赤字(前年は149億円の黒字)に転落する見通しになったと発表した。業績の低迷を受けて、退職金を積み増した早期退職制度の実施や高級スーパー「クイーンズ伊勢丹」などの減損処理により、少なくとも235億円の損失を計上するため。赤字転落は8年ぶり。 退職金約43億円や閉店した伊勢丹松戸店の減損などで計125億円の損失を計上していた1月時点の見通しから、純損益を90億円引き下げた。この日は新たに「クイーンズ伊勢丹」や三越伊勢丹の地方・郊外店のうち、想定した収益を見込めなくなった店舗について、新たに110億円の損失を発表した。売上高は1兆2680億円と従来予想から20億円引き下げた。一方、営業利益は20億円上方修正し、240億円になる見込み。 杉江俊彦社長は昨年11月、20年度までに年間350億円の営業利益を目指すとした中期経営計
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