東京工業大学は6月16日、記者会見を開催し、11月の稼働開始を目指している次期スーパーコンピュータ「TSUBAME2.0」について、概要を説明した。目標とする性能は2.4ペタフロップス(ピーク性能)。メンテナンス費用も含めた調達コストは32億円で、NECと日本HPの企業連合が受注した。 開発を主導する東工大教授の松岡聡氏(学術国際情報センター)(クリックで拡大画像を表示) NECがプライムとなり、多くのベンダーが開発に参加する(クリックで拡大画像を表示) 東工大は2006年4月に前世代のスーパーコンピュータ「TSUBAME1.0」を稼働。デュアルコアOpteronを5240個使用したPCクラスタ型になっており、この時の性能は80テラフロップスだった。2008年10月には、アクセラレータとしてGPUを追加した「TSUBAME1.2」にバージョンアップしたが(性能は170テラフロップスに向上)