常磐道、浪江−仙台直結=2区間開通、復興加速に期待−福島 東京と仙台を結ぶ常磐自動車道のうち、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で工事が遅れていた浪江インターチェンジ(IC、福島県浪江町)−南相馬IC(同県南相馬市)など2区間計41.7キロが6日午後、開通した。開通済みの区間と合わせ、浪江IC−仙台東IC間が1本の道路で結ばれた。復興の加速化が期待される。 開通式には約360人の関係者が参加。出席した福島県の内堀雅雄知事は「被災地復興へ向けた力強い追い風になる」と評価した。 開通したのは、原則立ち入り禁止の帰還困難区域にある浪江IC−南相馬IC間18.4キロのほか、相馬IC(福島県相馬市)−山元IC(宮城県山元町)の23.3キロ。 浪江IC−南相馬IC間には、放射線量を測定するモニタリングポストが3カ所あり、上下線計6カ所と両IC入り口の掲示板に線量を表示する。東日本高速道