ラマダンの8日目を迎えた2017年6月4日、猛暑を避けようと運河で水浴びをするパキスタンの人々。ラホールでは、最高気温47℃を記録した。(PHOTOGRAPH BY RANA SAJID HUSSAIN, PACIFIC PRESS, LIGHTROCKET, GETTY IMAGES) 現在、世界の30%の人々が、死に至る恐れのある暑さに年間20日以上襲われていることが、新たな研究によってわかった。こういった熱波は気候変動によって大きく広がっている。それはまるで山火事が広がるかのようだ。(参考記事:「熱波の原因は“人為的な気候変動”か」) 6月19日に気候変動に関する専門誌「Nature Climate Change」に掲載された分析によると、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を大幅に削減しない限り、2100年には最大で世界の4分の3の人々が熱波による死の脅威に直面することになる。温室効
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