home 数学メモ 或る整数aを割り切る(割った余りが0になる)整数bを、aの約数という。逆にaはbの倍数と呼ばれる。 例えば12は12、6、4、3、2、1で割り切れるから、これらは12の約数となる。 9は、9、3、1を約数に持つ。二つの整数の共通の約数を公約数という。12と9の場合は3、1が公約数となる。公約数の中で一番大きいものを最大公約数という。 最大公約数が1の二つの数は「互いに素な関係にある」という(双方が素数とは限らない。例えば9と4は其々合成数(素数ではない)が、最大公約数は1で互いに素)。 最大公約数を求める方法として、ユークリッドの互除法がある。これは、以下の手順で行われる。 104と39の最大公約数を求める場合を例にしているが、小さい方で大きい方を割り、余り(26)を求める。 次に、さっき割るのに使った数を、さっきの余りで割る。これを余りが0になるまで繰返し、最後に割る