前回のコラム「スマホとソーシャルが、すべてのメディアを映像に導く」はこちら 連載「ビデオコミュニケーションの21世紀」。ここではテレビもネット動画も含めて、映像全般の話をしていきます。中でも、テレビが今後どうなるのかは、多くの人が気になるし、経済への影響も大きいでしょう。今回はテレビを中心に書き進めます。 テレビについて話していると、時々話がかみ合わなくなることがあります。テレビという言葉に、私たちは乱暴にたくさんの意味を負わせてしまっているからです。テレビ局がつくるテレビ番組を、テレビ放送システムを通してテレビ受像機で視聴する。これらすべてをいっしょくたに「テレビ」と呼んでしまっています。それは、番組と伝送路と受像機がこれまで一体となっていたので気にならなかったせいでしょう。 でも、例えばスマートフォンで昨日見逃したドラマを視聴するとき、それはテレビなのでしょうか。テレビではないデバイス
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