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ブックマーク / gothedistance.hatenadiary.jp (50)

  • 大きな会社と小さな会社のどっちで働くべきか迷っている人へ - GoTheDistance

    いきなりポイントから入ります。大企業で働くことと中小企業で働くことの違いは、大企業はルールで動き中小は経営者の恣意で動くということです。ココがすごい重要です。 僕は6年近く大企業にいました。その時に考えたことは大企業で働くということ - GoTheDistanceで書きましたが、大企業の根的な原理原則はルールで仕事が動くということです。異なる立場・異なるレイヤーの人たちを束ねて1つのサイクルを作るには、ルールを作ってその中でサイクルを回すより他ありません。それの累積によって企業文化なるものが形成されます。 大企業にいてよかったことは「普通に仕事をさせてもらえる」ことでした。もちろん仕事を選ぶことは基的に出来ないんですが、明確に自分の役割が与えられ、そのロールに従いすべきことをして、あるべき成果を出してその仕事を終える。あっちいったりこっちいったりということはない。いきなり全く次元の違う

    大きな会社と小さな会社のどっちで働くべきか迷っている人へ - GoTheDistance
  • 最近SIerがだいぶヤバくなっている件 - GoTheDistance

    via IT業界から思ったことを。 Twitterでつぶやいたら結構こんな感じで厳しい状態になっているSIerが増えているようなので、僕なりに現状をまとめてみる。 よくわかるSIer涙目の構図 サブプライム、金融危機でSIerのお得意様の金融・メーカー様が大打撃をらう。 2008年はとりあえず様子見で予算編成は据え置きだったが、今年に入って財布にチャックがかかる。 先行き不透明なので、GW明けぐらいの今期のIT予算が相当カットされた数字になった所が続出。 計画していた新規案件を中止するなどする。運用でなるべくカバーする方向へお客様が動く。 その結果SIerは新規案件がなくなる。案件自体がなくなっていく。予算が無いから当たり前。 大手がプロパーの仕事がなくなってきたのでプロパーで人数減らしてまわし始める。 プライムでい込んでいるお客様の仕事が減ってきたので、外注に仕事が依頼できる余裕がな

  • 人脈を築くために一番大切なこと - GoTheDistance

    人脈というのは「人」の「脈」と書きます。つまり、これが意味する所は自分を中心して「人」が「脈をなしてつながる」ことで初めて人脈と呼ぶに相応しいものになります。 人脈を築くために一番大切なこと。それは、相手に何かを与えられる自分であるかどうかです。それ以外は全部二の次です。 2年ぐらい前になりますが、僕は前職のある営業部隊の担当役員の下で仕事をさせてもらったことがあり、その時に僕の年齢じゃまず会うことが無いであろうエグゼクティブな方々とお会いする機会に恵まれました。もちろん名刺も交換しましたし、ある程度メールのやり取りもしました。打ち合わせも重ねましたし懇親会とかもやらせてもらい、色々と勉強させてもらいました。 でも、仕事が終わればお付き合いはそれで終わってしまいました。 その時僕が感じたのは、人脈を築くってのは相手に与えられるものを持たなくちゃいけないんだ、ということです。相手に対して自分

    人脈を築くために一番大切なこと - GoTheDistance
  • 無趣味のすすめ - GoTheDistance

    村上龍らしい刺激的な一冊だった。 村上龍という作家は、エッセイにおいて特にこの傾向が顕著だが「身も蓋もないけど正確な事実」を読者に突きつけることを好む作家だ。「いま、そこに起こっている事実」を最重要視する傾向が強い。「あなたも思うことはあるでしょうけど、結局ココを解決できなければあなたの行いは水泡に帰すことになりませんか?」というメッセージが、全体的にこのから感じられる。こういうのがイヤな人はいると思うが、僕は好き。「腐っても鯛」よりは「腐った鯛はゴミでしかない」という考え方を、僕は好む。 いくつか心に残ったフレーズをピックアップして、僕なりの解釈を書いてみたい。 最高傑作と「作品群」 自らの最高傑作を作るという強い意志をもって作品に向かう、みたいな行為がまことしやかに語られていたりするが、そんなのは大嘘だ。表現者は、新しいモチーフを獲得して、それまでに培った情報と知識と技術を総動員し、

    無趣味のすすめ - GoTheDistance
  • プログラマの誇りを減衰しないビジネスモデルを - GoTheDistance

    アツいエントリなんで思わずTBうってみる。 この業界の問題、それはプログラムが、新人〜3年目の作業と位置づけられていることだ。 プログラマーの誇りを見せ付けろ - 山大@クロノスの日記 正確に言うと上級プログラマも初級プログラマも同じ値段で評価されるってことが弊害である、ってことだと思います。予めXXX万円で作ってねという予算が決まっていて、その予算をオーバーしないことだけが成果の基準にあることが問題だと考えます。このルールにおいては、極論ですがコード品質が高くても低くても大差が無くねっていう力学が働きます。 基的にニッポンの受託開発のプロジェクトの場合は、大きく2つのプレイヤーがいます。 案件を立ち上げてお客さんへのコミット権限がある人・会社 立ち上げた案件をシステム化してデリバリする人・会社 ですが、今の流れでは工程が分断されちゃっているので、案件を立ち上げる人とシステム化してデリ

    プログラマの誇りを減衰しないビジネスモデルを - GoTheDistance
  • 受託開発がつまらないなんて言わせない - GoTheDistance

    当はこういうのをエンジニアの未来サミットでお話できればよかったんだろうと思って、電車の中でふと思ったことをガンガン書く。 IT業界に携わってシステム開発を行っている方々で最も多い層は、受託開発という形でシステムを作ったりメンテナンスをされている方々のはずです。江島さんのニッポンIT業界絶望論というエントリが出てから「受託開発なんてうんこ」みたいな空気がすごく醸成された感があると思うのですが、無自覚にふわふわとイノベーションにかぶれるのもいい加減にして欲しいと思います。 確かに受託開発には負の側面があります。誰でも始めることが出来る参入障壁の比較的ゆるい世界ですが、どこでも出来るような仕事しかやっていないような会社はすぐに行き詰ります。そういうお話は結構耳にします。受託開発という形態をとって実際には技術者を派遣しているだけの創造性のかけらもないような会社もたくさんあると思われます。こういう

    受託開発がつまらないなんて言わせない - GoTheDistance
    thesecret3
    thesecret3 2008/09/18
    当の江島のエントリには受託は面白かったとあるではないか。でも理系の優秀な学生が寄ってこないIT業界に明日はないだろ。
  • SIerの中の人として生きていく閉塞感 - GoTheDistance

    久しぶりのガチンコSIネタ。 「人生のファイナルアンサーが見出せません。」「何なの?スイーツなの?」 SI子会社でのキャリアのメインストリームから外れた俺。 私が感じた範囲で、きっとこういうことでSIerの中にいて閉塞感を感じているのかなぁと思う点を書いていきます。 技術的興味関心にマッチするかどうかは運 私は5年間SIerで働いていますが、自分の興味関心のある技術仕事(=プロジェクト)で触れることが出来る機会は基的に相当少ないと感じます。これが閉塞感を生んでいる一因だと思います。 仕事Javaやりたいと言ってもJavaが出来る案件に自分がめぐり合えるかどうかは、ちょっと語弊がありますけど基は運です。SIerは複数のプロジェクトを当然抱えており、あなたが無事プロジェクトが終わった時に次にアサインされるプロジェクトが.NETの案件しかなかった、というのはよくある話。また、会社の方針で

    SIerの中の人として生きていく閉塞感 - GoTheDistance
  • 泥の業界でも仕事は宝石なこともあるんだよ - GoTheDistance

    id:wa-renさんの所でこれと同様の立ち位置のイベントが開かれていた。お疲れさまでした。 ネタ元 "第1回 泥カン"無事終了。まとめと一部スライド公開 泥カンについて一言 情報系学生のための交流企画「IT企業はほんとに泥のように働かされるのか」レポート ITギョーカイ俯瞰図 あの絵はポンチ絵だからあんまりマジで突っ込まれるとwa-renさんもちょっとツラいと思う。でも「SI目線」から見たらあの絵はいい絵だと思います。SIの「S」は業務システムの「S」なので仕事の単位が会社単位になる傾向が圧倒的に強く、id:amachangが疑問に思ってたBtoC市場の仕事はSIにはふってこないことが多いです。個人顧客用のWebサイト(通販とか)は大抵子会社に作らせているんじゃないかなってふと思いました。ツタヤにおけるツタヤオンラインとかね。 泥ってなんやねん それよりも何よりも、「泥のように働く」から

    泥の業界でも仕事は宝石なこともあるんだよ - GoTheDistance
    thesecret3
    thesecret3 2008/07/17
    普通の人でもできる仕事を理系の大学出た優秀な人材を使ってやってるのが問題なんじゃないか。それでコミュニケーション能力不足とかで低評価だったりしたら、それは才能の無駄遣いなわけですよ。
  • 「いける」と思った数だけプログラミングは上達する。 - GoTheDistance

    このエントリを読んでふと思った。 プログラミング能力がある人って、こういう感覚がいっぱい出てくる人なんだと思う。数学で問題をみたときに、あの解法かあの解法のどっちかで解けるだろうという直感。その感覚の質と精度と量を増やしていくには、やはり経験が一番なのかもしれない。 プログラミング能力とは ブクマコメントにも書いたけど、プログラミング能力ってこういうことなんじゃないかなと思う。 「いける」と思った数×「やべぇ」と焦った数=プログラミング能力(「できるようになった」数) プログラマーに向いている人は諦めの悪い人です。なんかもうちょっとでできそうなんだよなぁ〜という産みの苦しみを夜な夜なGoogle先生と共に楽しめる人が良い。プログラミングってはじめから答えが無いことが多いしね。何事もそうだと思うけど、「できること」を何度も何度も繰り返してもそれは上達にはつながらない。「やったことないけどいけ

    「いける」と思った数だけプログラミングは上達する。 - GoTheDistance
    thesecret3
    thesecret3 2008/07/08
    プログラミングを教えるときには、相手が何で楽しめるか見極めるのが大事ってことか。
  • プログラマが仕様を決めればいい - GoTheDistance

    最近よく思います。 システム開発の上流工程においてはコードは出てこない。言葉や図解で埋めつくされて、最終的には日語でしかない。設計書とか仕様書とか。で、この大抵上流工程ではこれらのドキュメントに対するレビューなるものがあるのですが、これが実に無益なものだと感じることが多い。こんな所でPDCAまわして何が面白いんだろうとよく思う。 ここでチェックする多くのことは、言葉の解釈に関することがほとんどです。 この言葉はプロジェクトで使われていない 書き方が統一されていない 誤字脱字が多いので直せ。 この文章ではこのように解釈される恐れがある ここではこのような話になっていたがどうなのか こんなんばっか。どこもそうだと思う。解釈の違いは、要件の違い。なんちゃって。 で、結局こういうことを繰り返していくうちに段々とドキュメントがグダグダになっていく。そして繰り返していっても前提が変わってしまえば全部

    プログラマが仕様を決めればいい - GoTheDistance
    thesecret3
    thesecret3 2008/06/13
    高度なフレームワークで技術的難易度を下げつつ上流下流に分けず小さなビジネス単位を1人で構築できるようにプロジェクトを設計すれば、大規模でも可能です。それをやると「大規模にしない」という感じになるけど。