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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/Syouka (5)

  • スティーブ・ジョブズが、生け花を「犬の糞」といった理由 - 月明飛錫

    雑記 | 00:15 | アップルユーザーではない私は、先日亡くなったスティーブ・ジョブズについて、特に個人的な思い出はない。彼の作った製品は、世の中を変えたと思うし、彼のいくつかのスピーチが素晴らしいことは間違いないのだけれど、それらについてはすでに十分語られているので、いまさら私が付け足すことはないと思う。 今日私が書こうと思うのは、ジョブズが自分の開発した製品NeXTの発表会に用意されていた生け花を「犬の糞」と言ったということについてだ。 以下、『ほぼ日刊イトイ新聞』「マイクロソフトの古川会長がやってきた。」より引用 「日では、NeXTの発表会を、キヤノン販売がぜんぶおぜん立てして、NKホールで、素晴らしいステージをつくって、人間国宝級の人が素晴らしいお花をアレンジして。ところがリハーサルにジョブスが来て、壇上に置いてある花を見て、いきなり通訳を呼んだ。「この犬の糞を積み重ねたよう

  • 言葉を発することは自由になったのに、言葉が権力に届かない - 月明飛錫

    雑記 | 01:34 | 「言葉を発することは自由になった。しかし、言葉が権力に届かない。それが問題だ。」これは、今日のNHK番組「ETV特集 ソルジェニーツィンと大統領たち」の中で、ソビエト崩壊後に自由を手に入れながら貧困の中で不満を募らせていた大衆について語った言葉。番組を観ながら、今の日でも同じことが問題になっているのではないかと感じた。 スターリンの圧政を描き、1970年のノーベル文学賞を受賞したソルジェニーツィンは、1974年に国外追放され、ソビエト崩壊後の1994年に帰国した。地方を見てまわったソルジェニーツィンの目にうつったのは、貧困の中で途方にくれる人々だった。番組の中で、彼の奥さんが語っていたことが非常に印象的だった。録画していなかったので正確な引用はできないが、概ね以下のような趣旨のことを言っていた。 共産主義から救い出されることは、全ての悪から救い出されることではな

  • テレビ局は営利企業か、それとも公共性があるのか - 月明飛錫

    03:05 | 俳優の高岡蒼甫氏が、フジテレビの韓流放送の批判をきっかけに事務所を退社したことが波紋を呼んでいる。この件に関して、コストが安く、その割に視聴率をとる韓流ドラマを多く放映するのは、営利企業として当たり前の選択だという意見がある。参考:CXは別に売国奴じゃない。みんながユニクロに行くようなもの」 しかし私は、民放放送局を営利企業と言い切る点に、違和感を持っている。(ただ、最初にお断りしておくと、私は民放を見なくなって久しく、韓流ドラマも見たことがないので、フジテレビの放送内容については言及できない。) ケーブルテレビで、特定国のコンテンツのみを流す、ボリウッド(インド映画)チャンネルやブラジル音楽専用チャンネルがあっても、誰も批判しない。もちろん韓流ドラマ専門チャンネルについても。チャンネルは無数にあり、観たい人が自分で選択して契約し、自分で料金を払って観るからだ。 しかし、日

  • フィリピンがインドの仕事を奪うということ - 月明飛錫

    雑記 | 01:11 | フィリピンへの出張から帰ってきた知人に、フィリピンがインドからコールセンターの仕事を奪って、成長を謳歌していると聞いた。調べてみたところ、今年はフィリピンがコールセンター売上で首位に立つ見通しだとわかった。 1.フィリピンがコールセンターで首位に2000年以降、インドが欧米企業のコールセンターをはじめとするビジネス・プロセス・アウトソーシング(以下、BPO)の拠点となって成長してきたことは、ネットワーク化とグローバル化の象徴のようにいわれてきた。インドのBPO産業は、今年の売上高124億ドル(1兆円)、300万人を雇用する一大産業となっている。 そのコールセンター事業の拠点が、最近はインドからフィリピンにシフトしている。米系BPO企業大手エベレスト・グループの調査機関・エベレスト研究所によると、フィリピンのコールセンター売上高は、今年57億ドルに達し、インドの55

  • ネクタイの次に廃れる「非合理的な社会的慣習」は何だろう? - 月明飛錫

    雑記 | 22:49 | 今日電車に乗ったら、斜め前の男性が妙に目立っていた。どうしてだろう? と考えてみると、車両の中でその人だけが、ネクタイを締めていたから、なんとなく浮いて見えたことがわかった。改めて周囲をこっそり見渡すと、同じ車両に乗り合わせた男性20人ほどのうち、ネクタイ姿1名、残り19名がノーネクタイだった。ノーネクタイって、ここまで普及したのか、と改めて感心した。 さらに認識を新たにしたのは、ノーネクタイをうまく着こなしている男性が多かったこと。私はちょっと前まで、ノーネクタイって実用的だけれど、かっこよくない人が多い、と感じていた。大半の男性は、普通のワイシャツとスーツ姿で、「クールビズと言われたので、ネクタイだけはずしてみました」と、なんとも言い訳がましい感じで、なんとなく間抜けに見えたからだ。特に何の変哲もない白いシャツだと、とてもだらしなく見えた。 しかし今日見てみる

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