「社畜はクズ、起業最高!」 そんな主張を見るたびに、少しだけ悲しい気持ちになります。 ぼくはいまフリーランスです。 それまでの13年間は会社員として、サラリーマンとして、いわゆる社畜として生きてきました。 流行り廃りの激しいインターネットの世界では「極論」が注目を集める傾向にあります。 そして、スマホによって高速で情報処理される時代には、「じっくり読ませて、考えさせる文章」よりも、「キャッチーなサクッとしたコンテンツ」がウケます。 それは時代の流れです。 日本の労働人口の多くは会社員なわけで、独立・起業するだけで「マイノリティ」の立ち位置を確保できるわけです。 そして「声がデカいマイノリティ」はインターネットの世界で注目を集めやすいので、自分のポジションを正当化するために、人の立場を陥れる…そんなことが増えているように思えます。 何かを褒めるために、何かをけなす必要はない 会社で働いていた