(CNN) イスラエル軍からの勧告に従ってパレスチナ自治区ガザ地区の北部から南部へ退避したパレスチナ人住民が、退避区域外でイスラエルの空爆を受けて死亡している。 ガザ北部の住民は、イスラエル軍からの電話やショートメール、ビラで南へ向かうよう指示され、避難すれば安全だと考えた。 イスラエル国防軍は13日の勧告で、ガザ北部の市民に対して「自分自身と家族の安全のため」、ワディ・ガザ(ガザ渓谷)南部に向かうよう指示。ガザ市内で大規模作戦を実施するにあたり、民間人に危害を加えないよう最大限努力すると強調した。 しかし退避勧告に従い、安全を求めて自宅を離れたパレスチナ人の中には、退避区域外でイスラエルの空爆によって殺害された人たちもいた。 この現実は、退避区域の設定やイスラエル軍からの警告では、ガザ地区の住民の安全が保証されない実態を見せつけた。人口が密集するガザ地区で、イスラエルの爆撃から逃れられる