コンサートでプログラムの後半になると、声が上がってきて深みがなくなってくるということが良くあります。 疲労してきて、マラソン選手でいうと、いわゆる「アゴが上がっている状態」とでもいうのでしょうか。 先日の合唱団の稽古でも、秋島先生が「佐藤眞さんの「蔵王」を全曲歌うのは大変です。改訂版の前は、最後の10曲目に第1曲目の「蔵王賛歌」がもう一度あった。歌うのがあまりに大変なのでなくなったのかもしれません。もう一度歌おうとすると疲労しているので『喉頭が上がってきてしまって下げようと思っても下がらない。』そうなると、高音で声が浅くなってしまうのです」とお話ししていました。 喉頭とは「喉仏」のことです。 発声において「喉頭が上がってきてしまうのはよくない」ということですね。 本来は、良い声を出すために、喉頭はなるべく下がった状態が良いとされています。 それでは、喉頭が下がった状態とはどんな状態を言うの