勢いが止まらない。シーズンの3分の1を経過した時点で、ヤンキース加入1年目の田中将大投手が早くもエースの地位を手にした。先月31日(日本時間今月1日)のツインズ戦では8回を投げ、4安打9奪三振1失点(自責0)と好投。今シーズン8勝目(1敗)をマークした。この安定感を維持していけば、今月中の二桁勝利も時間の問題。登板日次第ではあるが、オールスターに選ばれ登板する可能性も十分ある。 その日本人右腕に対して、日米のメディアで大々的に取り上げているのは、クオリティー・スタート(QS)率が今季のメジャーリーグで唯一の100%であることだ。 QSとは先発投手が6回以上を自責3以内に抑えることだが、メジャーデビューから11試合連続でQSを続けている田中は、大リーグの公式記録が残されている1913年以降では、ヤンキースで初。メジャー全体でも、1973年にエクスポズでプレーしていたスティーブ・ロジャーズ
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