ウクライナ侵攻の作戦中に沈没したミサイル巡洋艦「モスクワ」を含むロシア黒海艦隊の司令官が解任され、逮捕されたと、ウクライナ国防省の情報局幹部が話した。ウクライナのネットメディア「リガネット」が22日、伝えた。沈没の責任を問われたとみられる。 【写真】沈没前の「モスクワ」とされる写真。全員避難と主張していたのに「なぜ息子は戻ってこないのか」と憤る母 司令官はイーゴリ・オシポフ氏。情報局幹部はほかにも、ロシア軍の5人の将官がウクライナでの苦戦などを理由に解任されるなどしたとし、「司令部への弾圧が新局面に入った」とみている。 「モスクワ」は艦隊の司令塔の機能のほか、ミサイル防衛システムを搭載し、防空面でも重要な役割を果たしていたとされる。