これまでGNU環境で、プログラムを作成するに当たってMakefileが必要になったとき、公開されている既存のものを参考にして、必要な部分のみの修正で事が足りていました。 しかし、1からMakefileを作成するとなると、やはりその基本を抑えておく必要があります。 そこで、いろいろと調べた結果などをまとめたいと思います。 尚、今回使用したmakeのバージョンは GNU Make 3.81 です。 超基本的なMakefile文法解説 Makefileは以下のような構文ブロック(エントリ)から成り立っています。 ターゲット: コンポーネント # 依存関係行/ルール行 <tab>コマンド # コマンド行 ターゲットに対してコンポーネントは複数指定でき、省略することも可能。 コンポーネントは、同Makefile中の別のエントリのターゲットを指定することも可能。 コマンド行は先頭がtab