観光客が減る冬の時期に十津川村の宿泊施設に泊まる人の村への往復のバス代を、来年は村が全額負担することになりました。 およそ1000万円の負担が見込まれるものの、村は観光客誘致のため必要な経費だとしています。 豊かな自然や温泉に恵まれた十津川村ですが、交通アクセスが悪く冬場は観光客が減るため、奈良県は3年前から十津川村など県南部や東部に宿泊した人の現地までの路線バスの運賃を無料にし、観光客誘致を進めてきました。 ところが県は、今後は各市町村の自助努力に任せるとして、およそ1500万円の補助金の打ち切りを決めました。 このため十津川村は、この冬、村単独でバスの無料化を続けることを決めました。 期間は、来年の1月15日から3月15日までの2か月間で、村にある宿泊施設に泊まれば、▽村と橿原市の間、それに、▽和歌山県新宮市の往復運賃、最大で1万500円を肩代わりするとしています。 村では事業費として