農林水産省は、2009年度補正予算で250億円を計上した農機リースの補助事業の執行を停止することを決めた。 大型コンバインなど最新の農機をリースした農家にリース代金の半額近くを助成するものだ。民主党が新政権発足まで、補正予算に盛り込まれた事業の執行停止を求めたことへの措置で、農家からは「秋の収穫に間に合わなくなる」などと不安の声も出ている。 執行を停止するのは「食料供給力向上緊急機械リース支援事業」。対象農家を決める審査は11日にも終わる見通しだが、農水省は農家への助成決定の連絡を先延ばしにする予定で、「今年の収穫期にリースが間に合わないケースが出てくる可能性がある」としている。