1.旧来の方法が一番よいと信じていること 2.もちはもち屋だとうぬぼれていること 3.ひまがないといって本を読まぬこと 4.どうにかなると考えていること 5.稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること 6.良いものはだまっていても売れると安心していること 7.高い給料は出せないといって人を安く使うこと 8.支払いは延ばすほうが得だとなるべく支払わぬ工夫をすること 9.機械は高いといって人を使うこと 10.お客はわがまますぎると考えること 11.商売人は人情は禁物だと考えること 12.そんなことはできないと改善せぬこと これを杜是として掲げている会社がある。仕出し弁当業界の最大手「玉子屋」である。「人間臭くて深みのある人間かどうか、 この企業理念の反応で見分けるんですよ」と語るのは、同社代表の菅原勇継氏である。 現在、一日三千食を売れば大手と言われる業界の中で、同杜は平均四万五千食の