中国の通信機器メーカー、ファーウェイ・テクノロジーズ(Huawei Technologies)とZTEの2社が、欧州連合(EU)域内で、製品を不当に安い価格で販売したとして、EU当局が両社にペナルティを科す準備を進めていると、Financial Times(FT)やReutersなどが伝えている。 欧州委員会(European Commission)では過去数ヶ月にわたって、この件に関する証拠集めを続けてきており、現地時間17日にはEU加盟国の代表者を集めた会議のなかで、両社が中国政府からの補助金を利用して原価を下回る価格で製品を販売したことを裏付ける「かなり確かな証拠」が得られたと伝えたと、FTでは記している。この会議に出席したある関係者は、2社に対するダンピングの正式な訴えははやければ来月にも起こされる可能性があると語ったという。 欧州委員会が、中国政府からの補助金を不当と判断すれば、