創業時に使っていたという輸入ミシンの前に立つ笹川容子さん=千葉県木更津市で2024年5月13日午後4時20分、浅見茂晴撮影 千葉県の木更津と言えば、東京湾アクアラインにアウトレット、そしてヤンキー。ロックバンド「氣志團(きしだん)」やテレビドラマ「木更津キャッツアイ」の影響だろうか。そんなヤンキーのイメージをファッション面から発信してきたのが老舗メンズ衣料品店「あさひや木更津」だ。4代目店主の笹川容子さん(60)に、ヤンキー・ファッションの今を聞いた。【浅見茂晴】 ――このお店はどんな歴史を歩んできたのですか。 ◆創業は1906(明治39)年です。港を中心に栄えた木更津のまちの東はずれに店を構えたことが店名の由来。内房線が木更津まで開通する前のことで、足袋や作業服の製造・販売でスタートしました。当時使っていた輸入ミシンも残っています。戦後は輸入デニムなどを扱うようになりました。高校生が来る