2024.06 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 2024.08 ひさしぶりの更新、映画評論です。 この映画は幻想的でカルトな作風で知られるアレハンドロ・ホドロフスキー監督の少年期を、虚実織り交ぜて描いた半自伝的作品である、というような紹介が多いが、実質的には中盤以降、少年ホドロフスキーは狂言まわしであり、主人公は父であるハイメ氏である。 ハイメ氏の魂の救済を描くこと。それが結果としてホドロフスキー自身にとっても魂の救済になっている。そしてそれは映画を観る我々にとっても救済であると言えると思う。 ここからゴリゴリとネタばれしていくので、それが気になる人は先に映画を見てきてから読んでほしい。しかし、話の筋を知ったからと言って価値の減ずるような映画ではない、とは言っておく。 ――軍事政権下のチリにある、荒涼とした
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